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アイ・エス・ガステム イベントレポート 登山家の栗城史多さんをお招きして、若い世代の皆さんに向けたトークイベントを開催しました。「逆境を乗り越える ―苦境にあるのは自分だけではない」2017年8月30日(水)/セミナーハウス「クロス・ウェーブ船橋」にて
地域社会の発展に貢献すると同時に、そこに暮らす子どもや若者の未来を応援するアイ・エス・ガステム。その活動の一環として、登山家の栗城史多さんをお招きし、抽選で選ばれた12歳から19歳の方に向けたトークイベントを開催しました。

地域社会の発展に貢献すると同時に、そこに暮らす子どもや若者の未来を応援するアイ・エス・ガステム。その活動の一環として、登山家の栗城史多さんをお招きし、抽選で選ばれた12歳から19歳の方に向けたトークイベントを開催しました。

まず「冒険の共有」をテーマとしたインタビューなどの映像を皆さんにご覧いただいた後、拍手に迎えられて栗城さんご本人が登場しました。

「こんにちは、栗城史多と申します。きっと皆さん、意外と小さいんだな、と思われたかと思います。身長162cmです。この体で、世界の8,000m級の山やエベレストにチャレンジしています」

山に登り始めた意外なきっかけ

北海道の高校を卒業してからやりたいことがあって一度東京に出てきたものの、挫折してしまったという栗城さん。

「フリーターをしていましたが、いじめが原因でバイトもやめて、半年間ニートをやってました。楽しいことはほとんどなかったです。ただ、当時おつきあいしていた彼女のことがすごく好きだったので、将来結婚することを目標にしたんです」

その後栗城さんは大学に入りバイトに励むものの、結局彼女には振られてしまったそう。失恋をきっかけに「夢や目標」について考えた時に思い浮かんだのが、「登山」だったといいます。

「なぜなら、僕を振ったその彼女が雪山とかに登る人だったんです。つまりただの未練(笑)。それが山岳部に入ったきっかけでした」

壮大な山の話から一転、10代の頃の栗城さんの話はとても身近に感じられ、少し緊張していた参加者の皆さんの表情も次第にゆるんでいきました。

栗城さんに山岳部での体験や山で感じた想いなどをお話しいただいた後、もう1本映像を上映。2014年に登ったブロード・ピーク(標高8,047m)への挑戦の模様です。登頂の瞬間「みんなありがとう!」と絶叫する栗城さんの姿と、自分のことのように大喜びして涙を流すベースキャンプのメンバーの様子が印象的でした。

困難に出会うことの意味

エベレストをはじめ世界の山々に挑み続ける栗城さん。その道のりは決して楽なものではありませんでした。2012年の秋季エベレスト登山での凍傷では、両手指9本の第二関節から上を切断しています。

「父に切断のことを伝えるために病院から電話したら、『おめでとう』と言ってくれたんです。まず1つは、『生きて帰ってきたこと』に対して『おめでとう』だと。もう1つは、『苦しみを背負ってまたチャレンジすることができる』、それは苦しいかもしれないけれど素晴らしい体験なんだ、と」

つらい状況の栗城さんにお父さんがかけたという、意外な言葉。会場の皆さんは真剣に耳を傾けています。

「苦しみや困難が大きければ、その分喜びが待っているんです。チャレンジには必ず失敗や挫折があります。皆さん、登頂した山とできなかった山ではどちらが思い出深いと思いますか?実は登頂できなかった山のほうが心に残るんです。悔しさや困難、挫折は決して悪いものじゃない。人間を高めてくれるものだと僕は思っています」

栗城さん流「夢の叶え方」とは

夢を叶えるためには「言葉にして口に出すこと」「人に伝えること」が大切だという栗城さん。実際そうすることで応援者が現れた経験を数多くしているそうです。

「伝え方にはコツがあります。一日に10回言ってください。『口』って書いて『十』って書くと『叶う』になります。そして夢は、木の根っこです。途中でダメなことがあっても、そこから枝分かれして次に向かっていくんです。この木の根っこをみんなで応援しあう世界ができたらいいなと僕は思っています」

ここで、「夢を言葉にすること」「共有して応援しあうこと」を実際に体験してみるため、参加者全員で「本気のじゃんけん」を行うことに。隣の人とじゃんけんをし、勝った人から30秒ずつ夢や目標を語ります。栗城さんいわく、この時に、聞く方が「絶対叶う」と思いながら応援してあげるのがポイントとのこと。

「最初はグー!じゃんけん、ぽん!」

大きな歓声が上がり、まずじゃんけんに勝った人、続いて負けた人が夢を語ります。初対面同士でも、上手に話せなくても、夢を語ったり聞いたりするのは、意外にも気持ちの良いものでした。皆さんもどこかスッキリした様子で、あちこちで笑顔が見られました。

「否定という壁」をなくしたい

「先程皆さんが言葉にした夢や目標、初めて誰かに話したという人もいるかと思います。その夢を、絶対否定しないでください」

大学3年生の時に北米最高峰のマッキンリーに単独で登りたいと周りに話したところ、全員に否定されてしまったという栗城さん。出発前には空港のトイレで吐いてしまって飛行機に乗れないほど追い詰められたといいます。

「飛行機が出る直前に、父から電話がかかってきたんです。父がもし『やめておきなさい』と言ったらやめようと思った。でも父は、一言こう言ってくれたんです。『お前を信じてるよ』と。嬉しかったですね。エベレストに7回もチャレンジできているのは、応援してくれる人がいるからなんです。否定されると、夢という木の成長はストップしてしまいます。みなさんは周りから『否定の壁』をなくして、友達や自分自身を信じてどんどん応援してあげてください」

人は誰もが山を登っている

「僕はまた来年また諦めずに向かっていきます。そして、皆さん全員に、自分にとっての『エベレスト』があると思います。この先くじけそうになった時はさっきみたいに応援しあって、皆さんが『頂』に無事に立てることを祈っています。本日はありがとうございました」

イベント後には、エベレストの写真のクリアファイルに栗城さんが直筆で「叶」という文字を入れてプレゼント。参加者の皆さんは栗城さんに、「音楽をやりたい」「海外に行きたい」といった夢や目標と共に、「お話で勇気をもらいました」「進路をちゃんと考えて頑張ろうと思いました」と感想を伝えていました。

イベント終了後、弊社の石井会長と。

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