IS NEWS

断熱リフォームで健康・快適な暮らしを実現!

前号からご紹介している「省エネ」のススメ。 快適な住まいづくりへの近道として、引き続き、断熱性能が高い「省エネルギー住宅」についてご紹介します!


日本の住宅は約4割が無断熱

 日本の住宅省エネルギー性能についての基準は、1979年の制定以降、改正のたびに厳しくなりました。これにより、新築住宅の省エネルギー性能は上がっていても、既築住宅についてはまだ不十分。既築住宅のうち、無断熱住宅が約4割もあるのです。
  改正のたびに基準は厳しくなり……。断熱材はより厚く、窓部材は熱を伝えにくく



■ 各基準の断熱仕様等の比較

出所:国土交通省「低炭素社会に向けた住まいと住まい方推進会議」


注:2013年10月に平成25年基準が施行されました。これまでと同様の住宅の外皮(外壁や屋根・天井、床、窓など住宅の外周部分)の性能に加えて、冷暖房設備や太陽光発電などの設備を含んだ住宅全体で使うエネルギーで評価されます。必要とされる外皮の性能は平成11年基準と同等です。




■ 既築住宅の各基準への適合割合

無断熱住宅が約4割。
 国が推奨する断熱基準(平成11年基準)を満たす住宅は
 わずか5%



出所:統計データ、事業者アンケート等により推計(平成24年)    ※国土交通省作成

急がれる、断熱リフォームによる家庭の省エネ

 1970年代以降、便利で快適な暮らしを求めるライフスタイルが普及し、家庭のエネルギー消費量は増加しています。徹底した省エネを進めるためには、LED照明や省エネ家電、高効率給湯器の普及だけではなく、住宅の断熱性能自体を上げることにより、暖冷房などのエネルギー消費を抑える取組みが重要だとされています。



補助金を活用して、断熱リフォームを!
住宅省エネリノベーション促進事業費補助金

 国の政策として、住宅の省エネ化を図るリノベーションを行う者に対して、その費用の一部を補助金として支援する制度です。

住宅省エネリノベーション促進事業(平成27年度補正予算)

予算総額:100億円
補助対象(予定):高性能な断熱材や窓等を用いた断熱改修費用の一部を補助
        ※ 戸建住宅においては断熱改修と同時に行われる
          高効率給湯器・家庭用蓄電池等の導入費用の一部も対象




住宅省エネリノベーション促進事業(平成27年度補正予算)


 住宅内での循環器疾患による死亡数は冬に大きく増加しています。断熱性能の低い住宅は、冬の暖房時の部屋間の温度差が大きいことから、ヒートショックを起こすリスクが高く、夏の住宅内での熱中症にも、断熱性能の低さが影響していると言われています。



 断熱性能が上がると結露も抑制されます。
 結露は、アレルギーなどの原因となるカビやダニの発生源になり、不衛生な環境を作りだします。特に冬に外気で冷やされた断熱性能が低いサッシやガラスに発生しやすいのです。
 高断熱住宅に住むことで、血圧の変動を抑えやすくなったり、さまざまな健康改善の効果が見られたという調査結果*もあります。
*暖房方式や換気システムの向上、空気清浄等の複合的効果


■ 高断熱住宅と低断熱住宅の室温と心拍数の変化

断熱性能の高い住宅は、暖房を切って寝ても、翌朝暖かさが保たれているので、
  起きた時の身体への負担が小さい



■ 高断熱住宅による健康改善効果

高断熱住宅への居住で疾患改善効果が期待




詳しくは  経済産業省パンフレット「断熱リフォームで健康で快適な暮らしを」PDF

>>IS NEWS アーカイブ