現在担当している仕事はどのようなものですか?
現在、部下の正社員3名、エリア社員1名、私を含めた計5名のチームで、経理業務全般を担っています。仕訳データの承認、支払申請・請求書の最終チェック、振込承認などの日常業務に加え、決算スケジュール管理、メンバー分担・状況確認のほか、予算分析、役員会資料作成、税務まで多岐にわたる業務を担当しています。会社の信用を守るため、会計基準や税法に則った正確な処理を最重要視し、業務にあたっています。
現在、部下の正社員3名、エリア社員1名、私を含めた計5名のチームで、経理業務全般を担っています。仕訳データの承認、支払申請・請求書の最終チェック、振込承認などの日常業務に加え、決算スケジュール管理、メンバー分担・状況確認のほか、予算分析、役員会資料作成、税務まで多岐にわたる業務を担当しています。会社の信用を守るため、会計基準や税法に則った正確な処理を最重要視し、業務にあたっています。
正直、入社理由は「ガス会社だから安定しているかな」という程度のものでした。キャリアの転機は、二つあります。一つ目は、総務課から経理課に異動になったことです。簿記の知識は全くありませんでしたが、元々数学は好きで数字に全く抵抗がなかったので「せっかくだから簿記の資格を取ろう」と勉強を始めたら、経理の仕事が面白くなってきたんです。また、「一般会計だけでなく、他の男性社員のように管理会計をやりたい!」と負けん気が出てきて、さらに勉強に熱が入りましたね。毎日会社帰りに資格の学校へ通い、知識をつけていくと色々と任されるようになりました。
二つ目は、今の基幹システムを導入するプロジェクトメンバーに、経理で選ばれたこと。プロジェクトの規模が非常に大きく、社内全体が一丸となって取り組む一大事業でした。他部署のメンバー皆が情熱を傾けていて私もその熱気に触発され、会計システムの導入に全身全霊で取り組みました。大変なことも多かったですが、その分大きなやりがいと達成感がありましたね。
引っ張っていくタイプではないので、管理職には向いていないと思い打診をお断りしていたんです。それでも、当時信頼している上司から声をかけていただき、この上司の元でならやっていけるかもしれないと思い、管理職試験を受けることにしました。
管理職として、私自身はあまり決断力があるタイプではありません。部下には「私のようにならないでね」と冗談交じりに伝えつつ、「こうして」とトップダウンで指示するのではなく、自ら動いてくれるメンバーに支えられていると感じています。
産休・育休に入った時に一番不安だったのは、経理の実務から離れることでした。せっかく資格取得を目指して勉強していたのに、その間に税制改正や会計基準の変更があったら、取り残されてしまうのではないかと心配だったんです。そこで、ブランク期間中も経理の専門誌である「経営財務」と「税務通信」を毎週必ず読んで、情報収集を続けていました。
子育てとの両立については、チームの理解に本当に助けられています。子どもの学校行事や急な体調不良で早退しなければならない時も、メンバーが嫌な顔一つせず「続きはやっておきますから」と協力してくれます。また、勤務時間を調整させてもらうなど、上司やチームの理解があるからこそ成り立っていると感じています。
また、工夫ではないですが、千葉という土地柄もあり、車通勤ができて自宅も近い距離にある。身動きが取りやすいのは安心感がありますね。
特に新卒の方に伝えたいのは、希望の職種に配属されなかったとしても、すぐに諦めないでほしいということです。私自身、全く知らない経理の仕事に異動になりましたが、続けてみたら面白くなり、自ら勉強し資格を複数取得するまでになりました。どんな仕事でも、しばらく頑張ってみると、自分でも気づかなかった新たな才能が見つかることがあります。
また、管理職を目指す若い世代が少ないと感じています。向いていないと思っていても、私のように挑戦すればなれるものです。経験豊富な社員の方には、ぜひ管理職を目指して頑張ってほしいです。